Lady Universe Japan
史上最悪のスピーチレッスン
第4回目BCの2.3時間目は、運営代表:樋口千紗によるスピーチレッスン。

今回は英語でのスピーチです。

英語のスピーチになった途端に話せなくなる子が多い印象です。また、全体的に英語ができる人も限られていました。

ここでは、別に英語の上手い下手のレベルは関係ないと思っています。
むしろ、上手いか下手かはどうでもいいのです。

英語のスピーチでは発音は確かに大切ですが、それよりも何よりも、堂々と話す「自信」と「伝えるぞ!」という思いが最も重要です。

外国語の壁は「伝えたい!」と思う気持ちがあってこそ乗り越えられます。
上手いか下手かではありません。

海外経験がある方は分かると思いますが、外国人とのコミュニケーションにおいて、たとえ外国語を話せなくても、必死に身振り手振りで伝えようとすれば相手に必ず伝わります。

今回のスピーチでとても残念だったのは、何も話さずに黙ってしまう人が多かったこと。
たとえ英語がちゃんと話せなくても、なんとかして伝えようとする気持ちがファイナリストから全く感じられませんでした。

世界大会のレディ・ユニバースが開催されるのは主催国であるブルガリアです。
ブルガリアの公用語は英語ではなくブルガリア語です。

もはや、英語ですらないのです。
日本と同じで、ブルガリア人の中にも英語を話せない人はいます。
たとえ自分が英語ができても、相手が英語が分からず、ブルガリア語しか話せない場合、どうやって伝えますか?
我々日本人でも英語が話せる人はたくさんいますが、ブルガリア語が話せる人はそういません。
日本語も英語も伝わらない中で、それでもどうにかして伝えなければならない環境に身を置かなければならなくなった場合、どうしますか?

結局、英語もブルガリア語も日本語も、黙っていては何も伝わらないのです。
スピーチの本質は、うまく話すことよりも「伝える」ということです。
ファイナリストは、このことを絶対に忘れないでほしい。